P&Fのチャートパターン

ポイントアンドフィギュア(PF)では相場の保ち合い(トレードを避ける)形状をバランスといい、バランスを崩すと値が飛ぶ(ブレイク)するとしています。

そのブレイク直前にしばしば発生する典型的な保ち合いの形状を、ベーシック・フォーメンーション(bacic formation)と呼びます。

ベーシックフォーメーションには代表的な9つのパターンがあり、対象三角形、上昇三角形、下降三角形、フラット・トップ・ワイドニング、フラット・ボトム・ワイドニング、くさび型、レクタングル、フラッグ、メガホンに教科書では分類しています。

基本的なテクニカル分析の知識があれば、「なんだ通常のチャートパターンと同じじゃん」と思うかもしれませんからから理解しやすいと思います。

ただPFの特徴として、ノイズを極限まで省いていますので、小さな相場のブレやダマシを回避することができ、より明確なブレイクのタイミングを測ることができます。

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●対称三角形(symmetrical triangle)


上値切り下げ、下値切り上げのいわゆる「三角保ち合い」パターンです。

徐々に値幅が収縮していき、ブレイク後のダマシが少なく、また大きな値幅を見込むことができます。

また上下どちらにもブレイクする確率が等しくあります。

 

 

 

●上昇三角形(ascending triangle)


上値が一定で、下値が切り上がり、対称三角形同様値幅が収縮する形状です。

相場力学的には、下値の切り上がりは上方向への圧力が高いことを示しており、一般的には上方向へのブレイクの確率が高いとされています。

 

 

 

●下降三角形(descending triangle)


上昇三角形の反対パターンです。

下値が一定で、上値が切り下がり、値幅が収縮する形状です。

上値の切り下がりは下方向への圧力が高いことを示しており、一般的には下方向へのブレイクの確率が高いとされています。

 

 

 

●フラット・トップ・ワイドニング(flat top)


上昇三角形とは逆に、上値は一定ですが、下値が切り下がり、値幅が拡大する形状です。

相場の方向性が定まらず、ブレイクするまでは無理なエントリーをすると小さな損失を繰り返すリスクがあります。

 

 

 

 

 

●フラット・ボトム・ワイドニング(flat bottom)


フラット・トップ・ワイドニングの逆パターンで、下値は一定ですが、上値が切り上がり、値幅が拡大する形状です。

このパターンも相場の方向性が定まるまでは、小さな損失を被るリスクがあります。

 

 

 

●くさび型(wedge)

くさび型(ウエッジ)は、上値、下値とも切り下げ、または上値、下値とも切り上げ型の両方の形状があります。

テクニカル分析の教科書では、相場の反転のタイミングでよく発生するとされており(エリオット波動の5波の5波、またはABC波のC波)、切り下げ型は上方向、切り上げ型は下方向の確率が高いとされています。

 

●レクタングル(rectangle)


上値が一定、下値が一定のいわゆるボックス相場のパターンで、典型的な保ち合いの形状です。

ブレイクアウトポイントが視覚的にもわかりやすく、保ち合いが長くなればなるほど、ブレイク後の値幅も大きくなります。

 

 

●フラッグ(flag)


フラッグは平行四辺形状とも言われ、上値切り上げ、下値切り上げ(弱気のフラッグ)と上値切り下げ、下値切り上げ(強気のフラッグ)の両方があります。

わかりやすく言うと、上下に引いたトレンドラインが並行になっていて、様々な相場でよくみられます。

より多くのポイントを結んだトレンドラインが続くほどブレイク後の精度が高まります。

 

 

●メガホン(megaphone)


対称三角形とは正反対のパターンで、上値切り上げ、下値切り下げ型という末広がりの形状です。

相場の方向がはっきりせず、ブレイクアウトの見極めが最も悩ましい形状で、上下のブレイクでエントリーした途端に反転して、もとのメガホンが継続したりと資金的にも精神的にも消耗してしまいます。

書籍ではメガホンが出現すると、通常最初2回のブレイクアウトが不発に終わると書いてあり、少なくとも初期のブレイクアウトを見送ることで損失を少しでも防ぐことができます。

また、メガホンは高値圏、安値圏で発生した場合は相場の反転パターンの一つとされています。

 

以上PFのチャートパターンをまとめてみましたが、基本的なテクニカル分析(チャートパターン)の理解があるとエントリーの方向やタイミングが更にわかりやすくなります。

興味のある方はぜひテクニカル分析のバイブル「初めてのテクニカル分析」を合わせてお読みください。